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性感染症とは
2015年02月06日
セックスが原因で深刻なトラブルを起こすことがあります。そのひとつが性感染症(STD)で、セックスでうつる病気のことです。
原因はウイルス、細菌、カビ、原虫、寄生虫などの微生物で、おもにセックスやセックスの類似行為で感染します。以前は「性病予防法」という法律で、梅毒、淋菌感染症、軟性下疳(げかん)、鼠径(そけい)リンパ肉芽腫(にくがしゅ)が性病として指定されていましたが1999年に「感染症新法」という法律ができ、新たに性器ヘルペスなどが指定されました。なお日本では、軟性下疳や鼠径リンパ肉芽腫はほとんど見られなくなりました。
とくに目立つ性感染症が、性器クラミジア感染症、淋菌感染症、性器ヘルペスなどです。なかでも性器クラミジア感染症は、自覚症状が少ないため、感染にきづかずに知らない間に感染を広めてしまうことが少なくありません。
性感染症のおもな症状は、外陰部のかゆみや異和感、おりものの色が黄色かったり、緑色っぽかったり、においがあるなどの異常です。「もしかして…」と疑問をもったら早めに検査を受け、感染していたら早く治療を受けましょう。
パートナーから感染を告白されたり、自分がかかっていることがわかったら、必ず2人で検査受け、一緒に治療を受けましょう。そうしないと、一方だけ治療しても相手が治療しなければ、セックスを介してまた感染してしまいます。これをピンポン感染といいます。
女性は婦人科で、男性は泌尿器科での治療になります。また、性感染症の中には、薬物療法で症状が治ってしまうため、途中で治療をやめてしまう人がいますが、中途半端な治療では再発したり、慢性化することもあります。必ず最後まで治療して、治ったことを確認しましょう。