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ピルと女性のパフォーマンスの関係

2019年08月24日

今回はピルと女性のパフォーマンスの関係についてお伝えします。

■ピルはパフォーマンスの低下を防げる？
女性は月経周期によって体調や精神状態など、多くに変化があります。月経周期とは月経がはじまってから次の月経がはじまる前日までの日数のことで、卵胞期、排卵期、黄体期の3つの期間で成り立っており、月経の初日が卵胞期の1日目となります。
月経周期による体調の変化によって、アスリート選手の中には成績が変わると感じる といった話もあり、特に月経前や月経中はパフォーマンスの低下を感じられるようです。
欧米ではピルが一般的に服薬されており、アスリート選手もピルを飲むことで月経の調整をするのは当たり前になっています。日本ではまだまだピルに対する正しい知識を得られていないケースが多く、避妊薬としてだけの効果があると思われていたり、副作用などに対する不安感などから、月経に苦しみながらも運動を続けるといった選手が多くいらっしゃるようです。
こうした誤解を多く受けがちなピルですが、月経のコントロールができることや、月経痛を和らげ、月経量を減らすといった効果があるほか、子宮内膜症などのリスクを軽減できる可能性も示唆されているといったメリットがたくさんありますので、特に運動をしている女性はもっとピルを活用することをおすすめします。

ピルはもともとは避妊薬として開発された薬ではありますが、女性の生活の改善、質の向上を促すためにも使われています。
アスリートとして世界で活躍している方も、学校の部活でスポーツを頑張っている選手の方も、もちろんスポーツ以外での活動を頑張っている方も、よいパフォーマンスを発揮するためにまず一度、クリニックに相談してみてくださいね。