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低用量ピルをもっと知ろう
2015年12月19日
低用量ピルについては、今までにも何度かご紹介してました。しかしピルと聴くと避妊薬というイメージが強い人がまだまだ目立ちます。低用量ピルは月経痛の緩和など、女性にとって生活を改善する効果的なお薬なのです。
日本ではまだまだ普及率が遅れている低用量ピル
日本では、「ピル=副作用が強い」という印象を持っている人が多く、有効に活用している人は少ないです。実際に普及率は2~3%程度と低く、西欧諸国では成人女性の30~40%が服用している点と比べても、その普及率の低さは明らかです。
先進国では、20~30年前から普及している低用量ピルですが、日本では1999年から解禁となりました。この低用量ピルは、女性ホルモンの卵胞ホルモンと黄体ホルモンを配合した薬で、避妊薬としてだけでなく、月経による不快症状を改善させるさまざまな効果があります。
月経痛の強い人、経血量の多い人、仕事などで月経周期をコントロールしたい人など、いろんな人に有効に作用します。
また、子宮内膜症の治療薬としてピルが使われることもあります。
ピルを服用するには
低用量ピルは婦人科を受診し、医師に処方してもらわないと購入することができません。費用は保険が適用されないため自費となります。金額は病院、クリニックにより多少の違いがあります。21錠タイプと28錠タイプがあり、決まりに従って飲み続けます。
ピルを処方してもらうためには、問診、血圧や体重の測定などをし、医師から飲み方などの説明を受ける必要があります。
人によっては飲み始めの頃に頭痛やむかつき、不正出血などのマイナートラブルがありますが、飲み続けると症状はおさまることがほとんどです。
不安なことは医師に相談し、上手に低用量ピルを生活にとりいれていくとよいでしょう。