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月経(生理)痛の原因について
2014年08月29日
今回は月経(生理)痛の原因についてお話したいと思います。
月経痛の原因は大きく分けて2つあります。
1.器質性月経困難症
子宮や卵巣の病気が原因となっている場合
最も一般的なものは子宮筋腫や子宮内膜症です。
20歳以上の女性の5~6人に1人の割合で何らかの子宮、卵巣の腫瘍があるといわれています。
☆治療方法☆
薬物療法 → OC(低用量ピル)、漢方薬、鎮痛剤
手術療法 → 子宮筋腫核出術、子宮全摘術、子宮内膜症癒着剥離術など
2.機能性月経困難症
明らかな子宮や卵巣の病気を認めない場合
プロスタグランジンというホルモンに似た物質の過剰分泌が原因といわれています。
月経の1週間位前から子宮内膜のプロスタグランジンが増加して、子宮の筋肉を収縮させ、またプロスタグランジンが血液中にも入りこみ、生理痛の原因になっているといわれています。
薬物療法 → ・鎮痛薬はプロスタグランジンを減らす
・OC(低用量ピル)にはプロスタグランジンの分泌そのものを
抑える効果があるため、最も理にかなっている治療法です。