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更年期の生活習慣病

2019年01月26日

今回は更年期の生活習慣病についてお伝えします。ともこレディースクリニック

■更年期は体調を崩しやすい時期
女性ホルモンの分泌が減ってくる更年期から閉経以降は、体にさまざまな症状があらわれるようになります。閉経期前後からはじまる更年期障害だけでなく、高血圧、糖尿病、脂質異常症、心疾患、脳梗塞などの生活習慣病へのリスクも高まっていきます。
更年期は高齢期へ円滑に移行していくための準備期間でもあるので、 今まで以上に健康を意識した生活を心がけましょう。

■動脈硬化はさまざまな病気の危険因子
生活習慣病には多くの病気が含まれますが、代表的なものに高血圧、糖尿病、脂質異常症があります。これらは自覚症状が少なく、放置してしまうと動脈硬化がどんどん進んでしまうというケースが少なくありません。
動脈硬化には気を付けて動脈硬化を悪化させる因子のひとつが悪玉コレステロールです。悪玉コレステロールが高値になると、動脈壁に脂肪性物質の沈着物がたまり、血管を細くしてしまいます。そのため血液の流れが悪くなり、狭心症や脳卒中などを引き起こします。ほかにも沈着物が原因で血栓ができ、心筋梗塞や脳梗塞などの病気の引き金になる場合があります。
閉経前は女性ホルモンのエストロゲンによって、悪玉コレステロールが上昇するのを防げましたが、閉経後は上昇を抑えることができなくなり、動脈硬化の進行スピードが速まります。
閉経後の女性はこれまで以上に、動脈硬化の進行予防のためにも日常生活の改善が必要です。

■自分のことが二の次にならないように
この時期の女性はまだまだ忙しい毎日を過ごしている人が多いものです。仕事と家事で毎日忙しく働いていると、つい自分の体調が悪くても無理をしてしまい、病院に行くのを後回しにしてしまいがちです。
体の老化が進んでくるほか、生活習慣病やがんの発症率が上昇してくる年齢にさしかかっていますので、無理を重ねるとあとから体に跳ね返ってくることもあります。疲れた時はゆっくりと休息をとり、体の不調を放置しないようにしましょう。また、年に一度は検診を受けるようにし、自分自身の健康管理をしっかりと行いましょう。

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