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夏の気になる症状「多汗症」
2016年08月01日
暑い夏にはどうしても汗をかきがちですが、症状として汗をかいてしまう「多汗症」についてご案内いたします。
ただの汗かきとは違う多汗症
汗は人間が生きていくうえで必要なものです。人は汗をかくことで、体温調整、必要な塩分濃度の維持、体内毒素の排出などを行います。汗をかくという作用は健康な状態であり、体にとってとても大事な反応なのです。
しかし正常な反応以外に、不要な状態で大量の汗をかく病気が「多汗症」です。
多汗症には、ただの汗かきとは違う重篤な病気や不調のサインの場合が見受けられます。
多汗症の症状
代謝異常や内分泌異常、循環器や中枢神経の疾患などの病気を患っていると多汗症を引き起こすことがあります。他に更年期にも発汗を抑える作用がある女性ホルモンの減少により、汗をかきやすくなります。
ホルモン減少に加え、更年期障害による自律神経のバランスの乱れが原因で引き起こされる“ホットフラッシュ”という症状では頭部や上半身などの局所的に多量の汗をかくような症状がみられたり“のぼせ”が伴うことが多く、めまいなどほかの症状が出る場合もあります。
多汗症への対処
精神的多汗症の場合、汗を止めようと気にしすぎてしまい、かえって汗をかいてしまうことがあります。気にしないのが一番ですが、汗の量が多いようであれば治療を受けた方がよいかもしれません。
月経や妊娠、更年期でホルモンバランスの乱れからくる多汗症の場合は、その時期を過ぎれば自然と解消されていくことが多いですが、症状が長引いたり、重い場合は速やかにドクターに相談してください。