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女性と高血圧

2015年12月11日

dr女性ホルモンには血管の収縮や老化を防ぐ作用が含まれ、女性は男性より10~30mmHgほど血圧が低い傾向があります。しかし更年期前後から徐々に血圧が上がり、閉経以降は高血圧と診断される割合が増加します。65歳前後からは男性と同じくらいの割合になります。

139160更年期のころはエストロゲンの分泌が低下するため、悪玉コレステロールがたまりやすく、血管が細くなり、高血圧や動脈硬化になりやすくなります。高血圧の症状に頭痛や肩こりがありますが、更年期障害の症状と似ているため「更年期のせい」と思いがちになりますので注意が必要です。
自分では低血圧と思っていても、ある日、測ってみたら高血圧だったということもあり、もともと血圧が高めだった人はより注意が必要です。45歳を過ぎたら、血圧を定期的に測ることを心がけましょう。

高血圧の基準値
最高血圧が140mmHg、最低血圧が90mm
どちらか一方でもこの数値以上であれば高血圧にあてはまります。
高齢者以外の理想血圧は130/85mmHg未満で、こういった基準の数値は数年ごとに見直されます。

高血圧を改善するための生活の見直しは、高血圧の合併症やそのほかの生活習慣病を予防することにもつながります。高血圧でなくても、更年期に入るころからは一度生活を見直してみることが大切です。

ポイント135973
・ 塩分を控えめに
・ 動物性脂肪を控えめに
・ 飲酒は控えめに
・ 適正な体重をキープ
・ 適度な運動
・ タバコはやめる
・ ストレスをためない

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