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低気圧と心身の不調について

2020年03月14日

今回は低気圧と心身の不調についてお伝えします。ともこレディースクリニック

■低気圧になると体調が悪くなる?
低気圧になると頭が痛くなる、耳鳴りが起こる、肩こりがひどくなる、無気力になるなど、「なんとなく調子が悪くなる」という方は少なくありません。「気象病」と呼ばれることが多いこれらの心身への不調は、気圧の急激な変化によってストレスを感じることで自律神経が活性化することが理由です。
自律神経は体温調整や血圧、呼吸、免疫、消化、代謝といった生命維持に必要な機能をコントロールしており、これには暑さや寒さ、気圧の変化に対しても体内の環境を一定に保とうとする働きがあります。
そして自律神経には起床してから日中の間、体が様々な活動を行えるような状態にしたり、気圧が急変したり急に気温が低下した際に活発になる「交感神経」と、夕方から夜の間、リラックスして眠くなったり気温が上昇した際に活発になる「副交感神経」の2種類があります。
天気や気温の変化が大きいと、自律神経によって体内の環境を整える対応が追い付かなくなり、バランスが乱れてしまうため、低気圧になると交感神経が活発になることで血管が収縮し、頭痛や腰痛、関節痛といった体に痛みのある症状の要因になり、雨が降ったり気温が上がると副交感神経が活発になることで血管が拡張し、無気力や眠気、片頭痛といった症状の要因になります。
女性の場合、生理周期によるホルモンバランスの変化によって自律神経が乱れやすいため、気圧や気温が大きく影響し、不調につながりやすいといえます。

■低気圧に負けないようにするには低気圧による不調
・起床後に10分ほど日光浴をする
・朝食を必ず食べる
・適度な運動、ストレッチを行う
・夜の入浴では湯船につかる
・就寝、起床時間を一定にする
・慢性的な肩こりや腰痛がある場合は放置しない
・頭痛薬や抗めまい薬を飲む

低気圧による心身への不調の予防、改善をするためには日頃からストレスをためないようにし、栄養や睡眠をしっかりととることが大切です。低気圧でも快適な一日を送れるように心がけるようにしましょう。

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