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月経量が少ない原因と疾患
2019年12月14日
■月経量が少ない原因
月経は女性ホルモンのバランスの変化によって経血量が増減したり、日数が短くなったり長くなったりすることがあります。
経血量が少ないことで不快感は少なくなりますが、経穴量があまりにも少ない、または以前はもっと量が多かったといった場合には病気ではないかと不安になりますよね。経血量が急に少なくなる原因や疾患には以下のようなものがあります。
●女性ホルモンのバランスが崩れている
女性ホルモンには妊娠に向けて子宮内膜を厚くする役割のあるエストロゲンと、不要になった厚くなった子宮内膜をはがして子宮の中をきれいにするプロゲステロンの二種類があります。このうち子宮内膜を厚くするエストロゲンが十分分泌されているのに、厚くなった子宮内膜をはがす役割のプロゲステロンの分泌が不十分な場合には、子宮内膜がうまくはがれずに月経量が少ない、あるいは少ない出血が長く続くように。
●女性ホルモンの分泌量が低下している
経血量は子宮内膜の厚さに比例しているので、子宮内膜を厚くするエストロゲンの分泌量が減ってしまうと、子宮内膜が薄くなり、月経時の血液の量も少なくなります。
子宮内膜が厚くなっているのに子宮内から出てこない症状を子宮内膜増殖といい、子宮体がんの原因になってしまいます。出産回数の少ない女性に起こりやすい症状なので、もしも以前より経血量が少なくなった、あるいは少ない出血が長く続くといった場合には、クリニックに相談してください。