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女性ホルモンの分泌量の問題について
2019年06月15日
■ホルモンの分泌量の問題って?
心身のコントロールする大切な役割を担うホルモンですが、実はその量はほんのわずかでしかなく、一生の間に分泌される量を合わせてもスプーンの2~3杯程度しかありません。
そのわずかな量のホルモンですが、一度の分泌量が多すぎても少なすぎても支障をきたし、生理的バランスを正常に保つことができなくなります。
女性ホルモンの分泌に異常がある場合、月経がこない、月経時に様々な症状を伴うなど、月経に関するトラブルがある場合、多くは女性ホルモンの分泌異常が原因です。
このほかにもホルモンの分泌異常が原因の病気は多く存在し、程度も軽いものから重度の障害を招くものまで様々です。
ホルモンの分泌はちょっとした疲れやストレスでも異常をきたすことがあるので、できるだけ規則正しい生活、バランスのとれた食生活、適度な運動と休養を心がけるようにしましょう。
■主なホルモンの分泌異常と症状
●性腺刺激ホルモン
卵胞刺激ホルモンと黄体形成ホルモンが足りないと性線発育不全になり、月経異常になる。
●乳汁分泌ホルモン
ホルモンの分泌量が多すぎると授乳期でもないのに乳汁が出たり、無排卵や無月経などになったりする。
●成長ホルモン
発育に大きな影響をおよぼし、ホルモンが多すぎると巨人症、少なすぎると小人症になる。
●甲状腺ホルモン
多すぎるとバセドウ病などの甲状腺機能亢 進症になる。とくにバセドウ病は20~30代の女性に多く、発症率は男性の5倍といわれる。逆に不足した場合には甲状腺機能低下症になる。こちらも40~50代の女性に多く、発症率は男性の15~20倍といわれる。
●副腎皮質質刺激ホルモン
不足すると低血圧や無気力症、下痢などをおこすアジソン病になる。