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寒さと尿意の関係

2019年11月16日

ともこレディースクリニック今回は寒さと尿意の関係についてお伝えします。

■寒くなるとトイレが近くなるのはどうして?
すっかり寒くなりましたね。寒くなるとトイレに行く回数が増えるといった経験をしたことがある女性は少なくないでしょう。夏に比べて水分の摂取量は少ないはずなのに不思議だと感じる人もいるかもしれません。もちろん水分をたくさん摂取することでトイレに行く回数は増えますが、人の体は冷えることでもトイレに行く回数が増えます。
人は普段から余分な水分を汗や尿として対外に排出しており、暑い時期には汗を多くかくため汗として体内の水分が排出されますが、汗で排出する以上に体内から必要な水分を出さないために、尿の量は少なくすることで調節をしています。そして寒い時期になると逆に汗をかかなくなるため、排出すべき体内の水分を尿として出すことになるので、結果トイレに行く回数が増えるというわけです。
体を冷やさないように寒さによって排出される尿には黄味が薄い透明に近い色、サラサラしているといった特徴があるので、尿の色や濁りによって体が冷えているかどうかを判断することができます。女性の場合、体の冷えは膀胱炎につながることもありますので、温かい飲み物や食べ物をとり、腹巻やカイロなどで下腹部を温めるようにしましょう。
また、成人の場合であれば、トイレの回数は日中で7~8回、就寝時に1回が平均的な回数といわれていますが、それ以上の回数の場合には病気の可能性もあるため、注意が必要です。
膀胱腫瘍、子宮筋腫、腎疾患、尿路感染症といった膀胱に近い場所に病気がある場合、刺激を受けて頻尿になりやすいため、気になる症状がある場合には、一人で悩まずにクリニックへ相談するようにしてください。

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