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月経不順と美容と健康の関係
2019年10月19日
■月経不順は放置しないで
将来、妊娠の予定がないから月経不順になっても問題ないと思っている方がいらっしゃいますが、月経不順を放置すると、女性の健康や美容を損なうほか、骨折やがんになりやすくなったりすることがあります。
初月経が始まる10代の頃は体が未成熟であることから、多くの人が月経不順を経験します。体も成熟してくる20代になれば不安定だった月経周期も落ち着き、規則的になることがほとんどです。ですが、20~45歳頃までの間に月経不順がある場合は注意が必要といえます。
月経はホルモンの分泌によってコントロールされていますが、女性ホルモンの一つであるエストロゲンはストレスなどでも分泌の低下が起こり、月経が止まってしまう場合もあります。
年にわずかな回数しか月経が来ない方の場合、月経のわずらわしさがなく、妊娠の予定がない人にとっては月経不順でも構わないと思う方もいるでしょう。
ですが、エストロゲンには妊娠以外にも
●肌のハリを保つ
●夜しっかり眠れる
●コレステロールの上昇を防ぐ
●気持ちを落ち着かせる
●骨を丈夫にする
●動脈硬化や糖尿病を予防する
といった、女性の健康や美容に深く関わりがあります。
エストロゲンが少ない状態では健康や美容を維持できなくなってしまいます。
月経不順の原因にはストレスなどによるホルモン分泌の低下の場合もありますが、腎臓や肝臓、下垂体の主腫瘍、甲状腺などの病気が原因の場合もあるので、その場合には早急に治療をしなければなりません。
月経不順が続いている方は放置せずに、クリニックを受診して、原因の特定と適切な治療を受けるようにしてくださいね。