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月経痛を我慢することの危険性

2019年09月06日

今回は月経痛を我慢することの危険性についてお伝えします。ともこレディースクリニック

■月経痛は我慢しないで
月経の際に感じる痛みや違和感について個人差はあるものの、多くの人が大なり小なり感じていることと思います。そして多くの人が月経痛を我慢して生活していることと思います。
月経痛は痛いのが当たり前だと思っていることや、クリニックをわざわざ受診するのは大げさだと思っているなど、多くの方が月経痛を感じているのにも関わらず、実際に治療や診断を受けたことがある人は月経痛を感じている人の中でも100人に1人程度といわれています。
月経痛がひどい人の場合、思う ように活動ができない日が一か月の内に何日もある訳です。そしてその活動できない日が閉経するまでの30年間のうちに毎月あると考えると、およそ2年半ほどの期間、月経痛での痛みを我慢して過ごさなければならないということになります。
これは月経痛に悩まされているご自身にとっても問題であるほか、活発に活動ができる若い世代の女性が2年半という長い期間、本来のパフォーマンスを発揮できないことや、女性のそういった辛さをわかっていなかったり、誤解されてしまっているなら、昨今の女性進出のめざましい社会にとっても大きな損失となっているのではないかと危惧しています。
月経痛を我慢また、月経痛を我慢して診察を受けないままでいることで、子宮内膜症になった場合にも普段の月経痛と同じだと思って我慢してしまい、治療が遅れてしまう場合があります。子宮内膜症になると、月経痛がひどくなり、他にも卵巣がんや不妊症、閉経した後の心筋梗塞や狭心症といった別の病気のリスクも上がるといわれています。

月経痛を我慢することに関してデメリットは多くあっても、メリットはないといえます。痛みを感じるようであれば痛み止めを早めに服用し、月経痛がひどくなっていると感じたならすぐにクリニックに相談してください。
月経との付き合いは長いのですから、月経中も普段と変わりない生活が送れるよう、痛みを感じたら我慢せずに受診をするようにしてくださいね。

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