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腹痛について
2019年07月06日
■腹痛の症状と原因
慢性的、あるいは定期的にお腹の痛みに悩まされている女性は多く、その原因も人によって異なります。腹痛には大きく分けて2つの症状と病気に分かれています。
①器質的病気
特定の場所に特定の病変があると目視で確認できる病気のことで、腫瘍や子宮筋腫、卵巣が腫れているなどが器質的病気に当たります。
診断には超音波などの画像診断を行います 。
②炎症・機能的病気
器質的病気とは反対に、目視では確認できない病気のことで、虫垂炎や子宮内膜炎、かぜといった炎症性疾患が当てはまります。
診断は触診で行うことが多く、手でさわると医師はその存在、重症度がわかります。
女性の腹痛の場合、子宮、卵管、卵巣に由来する腹痛は多く、妊娠関連(子宮外妊娠など)や感染症関連(骨盤内感染症など)、腫瘍関連(卵巣瘍破裂など)など原因は様々です。
答えにくい問診をされる場合もありますが、迅速かつ正確に腹痛の原因を特定するために必要な問診となりますので、正しい情報を伝えるようにしてください。
■治療
診察・内診で上記①、②を確認し、症状が見当たらない場合は過敏性胃腸炎、筋緊張性腹症病気がほとんどで、一時的な腹痛といえます。痛みが気になったり、慢性的に痛みが続くようであれば痛み止めで様子を見るようにしましょう。
もし、下痢や嘔吐、発熱が続く、歩行が困難なほどの痛みがあるといった緊急性・重症性が高いと思われる症状がある場合には、すぐにご相談ください。