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悩んでいる方も多い「便秘」は生活習慣の改善で解消
2015年10月30日
女性の悩みの中でも、よくあげられる「便秘」についてご案内させて頂きます。
排便が毎日なくても気にしない?
便秘かどうかは毎日の排便を目安にしがちですが、それにこだわる必要はありません。3日に1回しか排便がなくても、無理なくスムーズに出るようならば便秘ではありません。
逆に毎日、排便があっても苦痛をともなう、残便感やおなかの張りを感じる、などの症状があれば便秘です。
便秘は、腸などの病気が原因になることもありますが、そのほとんどが腸の機能低下によるものといえます。便秘が続くと不快だけでなく、腹痛、食欲不振、吐き気、頭痛、イライラ、吹き出物、肌あれなどのトラブルも生じ、肥満や痔の原因にもなります。便秘をしやすい生活習慣を見直し、積極的に改善していきましょう。
治療・アドバイス
食事は一日3回、規則正しくとり、食物繊維の豊富な野菜や海藻類をたっぷりとるように心がけてください。便が軟らかくなり、量も増えて排泄しやすくなります。同様に適量の油も腸での潤滑油となり、便を出やすくなる効果があります。排便を促す合図として、起床後にコップ1杯の水を飲むのも効果的です。
また朝食後には必ず、便意の有無にかかわらずにトイレに行くよう、習慣づけてください。これをくり返すうちに便意も規則的に起こるようになり、排便のリズムが整ってきます。起床後に軽い体操をし、全身を動かすことも腸を活性化させ、排便を促す秘訣です。それでも便が出なくて苦しいときは、一時的に下剤を使用するのもやむをえません。医師や薬剤師に相談し、自分に合った薬を処方してもらいましょう。
なお、旅行先や試験前など生活環境の変化によっておこる生理的便秘は、一時的なものなので心配いりません。
こんな便秘は要注意
便秘の原因の中には、ほかの病気が潜んでいる場合があります。慢性腸炎、腸閉塞、直腸がん、結腸がん、大腸憩室症、肝臓障害、すい臓障害などの病気が便秘を招いていることがあり、また子宮筋腫、卵巣腫瘍、子宮後屈などの婦人病でも、腸が圧迫されて便秘になることがあります。
吐き気や頭痛、発熱をともなう場合はもちろん、便が出にくく不快な症状が続いたり、急に便通が悪くなったりしたら、医師の診察を受けましょう。