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めまいについて
2015年07月17日
一過性のめまいは心配無用。
ただし、大きな病気が原因のこともあるので、様子をみて。
●健康な人でもめまいはおこす
めまいは、内耳にある平衡感覚をつかさどる三半規管の異常でおこります。
からだの位置を変えようとしたときに急に目の前が暗くなるような一過性のものから、からだがふらついて揺れているように感じるもの、天井や壁がグルグル回って歩くことさえできないものなど、さまざまです。吐き気や頭痛をともなう場合もあります。
健康な人でも寝不足や過労、乗り物酔い、アルコール飲料の飲みすぎなどで、めまいをおこすことがありますが、一過性のものならほとんど心配ありません。少し休めば治ります。空腹時におこるめまいも、ひと休みして食事をとればおさまるでしょう。
●病気によるめまいに注意
周囲がグルグル回って歩くこともできないようなめまいに襲われたり、頻繁にめまいをおこしたりする場合は、めまい外来などのある耳鼻科や内科を受診しましょう。
めまいを誘発する病気には、メニエール病、内耳炎、外耳炎、耳菅炎、耳垢栓塞など耳からくるものが考えられます。30歳以降の女性に多いメニエール病の場合は、めまいだけでなく耳鳴りや難聴になることもあります。
また、糖尿病、動脈硬化、脳出血、脳腫瘍、脳梗塞など内科的な病気や、貧血、高血圧、そしてストレスなどによる不定愁訴でも、めまいがおこります。さらに、更年期障害の症状の一つにもめまいがあげられます。
めまいの場合、その原因がはっきりしないことも多いので、症状が改善されないときは、医師に相談して精密検査を受けるとよいでしょう。
●規則正しい生活でめまい予防
めまいをおこす誘因を少なくするためには、自律神経のバランスをくずさないことがポイントです。それには規則正しい生活を心がけることや、過労や精神的ストレスをためないことがいちばんです。