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からだの冷え

2015年06月05日

からだの冷えdr

●自律神経の乱れが原因
私たちのからだは、外気の温度が高くなれば血管を広げて血液の流れをよくし、体内の熱を外に発散しながら平熱を保ちます。逆に寒いときは血管を収縮させて体内の熱を外に出さないようにします。これをコントロールしているのが自律神経です。自律神経が乱れると血管の拡張や収縮の調整がうまくいかなくなり、血液循環が悪くなり、からだが冷えてきます。
とくに手足の先が冷えやすいのは末梢にいくほど血管が細くなるためで、なおさら循環が悪くなるからです。自律神経の乱れを起こす要因にはストレスや女性ホルモンのバランスのくずれをはじめ、さまざまなものがあります。また、喫煙やダイエット、運動不足、偏った食生活などによって血液の流れが悪くなるための冷えもあります。
日ごろからストレスをためないこと、適度な運動とバランスのよい食生活を心がけましょう。とくに効果がある栄養素はビタミンEとCです。ビタミンEは血行をよくし、ホルモン分泌を調整するはたらきがあります。ビタミンCは血液の主要な材料となる鉄分の吸収を促進し、毛細血管の機能を保持するはたらきがあります。なお、糖尿病や膠原病などが原因のこともあります。続くようなら受診を。

●冷え性の対策shutterstock_216831079
※運動やストレッチ
ウオーキング、エアロビクス、ストレッチなどの運動で筋肉を動かすと、血行がよくなり、からだが温まる。

※重ね着
薄手の衣類を重ね着すれば、からだの冷え具合で調節できる。冷えやすい下半身はパンツを重ねたり、靴下を1枚重ねても。

※入浴
ぬるめのお湯にゆっくりつかると効果的。胸から下の半身浴のつもりで。38~40℃のお湯に10~15分を目安に。

※温かい食べ物
冬は根菜類をふんだんに使ったスープや鍋料理を。夏でもからだが冷えやすい人は、冷たい食べ物や飲み物を控える。

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