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自然流産について2
2018年01月19日
■自然流産の手術について
自然流産の場合、「完全流産」と呼ばれる妊卵と胎盤が体外に出るのを何もせずに待ち、自然に流産が終了するのを待つことも可能です。
ですが、自然に排出されるのを待っている間に、突然の腹痛や出血が発生する恐れもあります。その場合は手術をせざるを得ません。ですが手術をする場合も、自然に流産が終了するのを待つ場合も、どちらも子宮をリセットするために子宮内容物を体外へ出すという目的は同じになります。
子宮内の出血の状態などを考慮したうえで、母体にかかる負担が少なく、よりリスクが低い方法を選択することになります。
■自然流産後の妊娠について
子宮内容物の除去手術後、腹痛や出血が数日続くことは珍しくなく、その期間も個人差があります。術後の経過観察以降にも腹痛や出血、発熱などの症状が見られる場合は、合併症の可能性もあります。早めにクリニックを受診するようにしてください。
他にも術後2か月以上経過しているのに月経が来ない場合はクリニックに相談するようにしてください。
月経は体のサイクルが正しい状態に戻ったかどうかを判断するのにとても重要です。妊娠を再度お考えの場合、クリニックでのアドバイスの元、心身に無理のない形で再開することが望まれます。
また流産をするたびに妊娠が難しくなるのではないかというイメージがあるかもしれませんが、そのようなことはありませんのでご安心ください。もしも同じパートナー間で3回以上流産を繰り返しているなどの場合は、女性側のみならず、男性側にも原因がある可能性もありますので、詳しく検査をした方がよいといえます。
■自然流産の予防法
自然流産の予防法として確立された方法はありません。ですが、普段の生活習慣や健康に気を遣っておくことは、妊娠をするうえでも、母子ともに健康な状態での出産を迎えるためにも、プラスに働くことでしょう。
・タバコや飲酒、カフェインの摂取を控えること
・栄養バランスのとれた食事を3食とる
・質の良い睡眠を心がける
・体を冷やさないようにする
など
自然流産の後は、自分を責めてふさぎ込んでしまう方も少なくありません。ですが、流産はお母さんの責任では決してありませんので、リラックスして過ごすことを心がけてください。