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人工妊娠中絶について
2017年12月16日
■人工妊娠中絶とは
人工妊娠中絶とは、妊娠状態にある女性の妊娠の継続および分娩が身体的、経済的理由により母体の健康を著しく害する恐れがある場合や、暴行などによる望まない妊娠をした場合に、母体保護法によって一定の条件を満たした場合に行える手術であり、人工的な手段で母体から胎児を取り出すことを意味しています。
とてもデリケートな悩みであり、リスクについても考えなくてはならない人工妊娠中絶ですが、お腹の赤ちゃんが大きくなれば母体へのダメージも大きくなり、手術も大変になりますので、できるだけ早い段階で決断しなくてはなりません。
また、妊娠21週を過ぎると母体に著しい負担がかかってしまうことから、この日数を過ぎると人工中絶手術は法律で実施することが認められておらず、手術を行うことができなくなります。
母体に負担をかけずに中絶手術を行うには、妊娠7~8週が理想的です。当院では手術費用はおおよそ20万前後となっております。
生理不順などもありますので、妊娠週数についてはご来院の際に超音波検査などで妊娠を確認し正確な週数を調べます。
■人工妊娠中絶手術を受けるまでの流れ
人工妊娠中絶をお考えの方は脱ぎ着しやすい服装で、健康保険証と診察料金をお持ちの上、診療時間内に直接ご来院ください。
診察・尿検査・超音波検査を行い、正確な妊娠週数を確認した後、手術についての説明や相談、費用の確認を行い、受付で会計後、お帰りいただけます。
手術前日には医師と手術の確認と子宮口を広げる処置を致します。この際に手術同意書が必ず必要になりますので、ご準備をお願いします。
麻酔科標榜医である院長による当クリニック独自の完全無痛麻酔を使用するため、手術中の痛みは全くありません。中絶手術は10~15分で終わります。
手術後の経過を診るため、しばらくお部屋で安静にして頂きます。
麻酔が覚めたら様子を見て、手術後のお薬と注意事項の説明をさせていただいてから、術後の経過がよければその後に帰宅となります。