ブログ

女性の身体の悩み～おりものについて～その１

2016年10月28日

今日はおりものについて、ご案内致します。

おりものと一口に言っても個人差があり、比較的分泌が多い体質の人もいれば、ほとんど出ない体質の人もいます。
おりものについて詳しいことはよくわからない、知らないという方は多いと思います。
なぜおりものが分泌されるのか？おりものが多いと良くないのか？おりものについての正しい知識を知っておくと、不安を感じず対応できることがございます。

今回は、女性なら誰しもが経験をする、おりものについて再確認していきましょう。

おりものとは
膣、子宮から分泌される物質のことで、無色透明、または白色の物質です。下着やおりものシートなどにつくと黄色く見えることが多いですが、臭いもなく、特に生理前はおりものの量が増えるという人もたくさんいます。
女性のほとんどがおりものを分泌されているのですが、状況等を人に相談することがなかなかできないので、他の人と比べることができず、自身のおりものが正常に分泌されているのか、なかなか判断しにくいと思われます。

異常なおりものとは
体に何らかの原因があると、その影響によりおりものに異常が見られることがあります。

●ニオイが気になる
●白っぽく濁っている
●かゆみや痛みが生じる

などのケースが見受けられます。

ですがおりものの状態を確認することで、自分の現在の体の状態を把握することができます。
下記に例を挙げるので、参考にしてください。

●黄色っぽい粘性でかゆみなども伴う…雑菌が繁殖している
●臭いがあり、色味も赤っぽい…大きなストレスを抱えている
●白濁色で酒粕のようなぼろぼろとした状態…感染症に羅漢の可能性(カンジダや子宮頸管炎など)
●黄色や緑色などの色味…卵管炎・淋病・細菌性膣炎などの疑い
●血が混じったような色…子宮体がん・子宮頸がん・着床出血・排卵期出血などの疑い

日頃から、自身のおりものの状態を確認し、異常はないかどうかを判断することが可能です。
自分の体の状態を知るバロメーターにもなりますので、トイレに行ったときには必ず確認するようにしてください。
また、少しでも不安だと思うことがあれば、クリニックに相談するようにしてください。

次回はおりものの役割についてご案内いたします。