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一相性ピルと段階型ピル(二相性、三相性ピル)
2016年06月18日
OCってなに?
OCとは、Oral Contraceptivesの略で「経口避妊薬」のことです。
女性の卵巣からは、2種類のホルモンが分泌されています。
卵胞ホルモンのエストロゲンと黄体ホルモンのプロゲステロンというホルモンです。
この2種類は通常、体内から分泌されており、排卵を起こしたり、生理を起こしたりします。
そして、ピルとはこの2種類のホルモンが含まれた薬です。
普段出ているホルモンを薬として体内に入れることで、体内からホルモンが分泌されていると体が認識し、そのことで卵巣の活動が休止するため、排卵がおこりません。
これがピルによる避妊のしくみです。
ピルの種類
ピルの成分には卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類のホルモンが含まれていることはご案内しました。この2種類のホルモンの配合比が違うピルがいくつかありますが、大きくこれらのピルは一相性のピルと段階型のピル(二相性,三相性)に分かれ、それぞれ下記にあげるような特徴があります。
一相性ピル
一錠に含まれるホルモンの量が一定の錠剤を服用します。
段階型ピル(二相性、三相性ピル)
女性の体は時期によってホルモン量に変化があるので、この変化にあわせて一錠に含まれるホルモン量を2段階、3段階と変えた錠剤を服用します。
ホルモンが一定し、安定するという意味で一相性ピルを選ぶ方が増えていますが、体で分泌されるホルモンにあわせた三相性ピルがあう方もいます。
クリニックでは患者さまの症状に合わせ、ご自身に合ったピルを処方いたしております。