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子宮頸がん検診の大切さ
2019年10月26日
■子宮頸がん検診の普及率と重要性
子宮頸がんは月経が始まった女性であれば誰にでも発症するリスクがあります。アメリカでは85%以上の女性が子宮頸がんの検診を受けている他、子宮頸がんの原因となるウイルスの感染を防ぐワクチンの接種を義務付けているため、子宮頸がんにかかる方も、亡くなる方も年々減少しています。
一方で日本人の子宮頸がん検診の受診率は25%程度で、20代 ではさらに少ない10%未満です。日本は先進国の中で唯一、子宮頸がんの死亡率が増加傾向にありますが、子宮頸がんは早期発見、早期治療で完治の見込める病気です。
そこでぜひ、子宮頸がん検診を20歳になったら受けるようにしてください。年齢を重ねるとともに子宮頸がんにかかる人も増えてきますが、20代~30代で子宮頸がんになってしまうと、妊娠や分娩ができなくなってしまう可能性もあります。若い頃の子宮頸がんはその後の人生を大きく変えてしまう可能性のある、一大事といえます。
では、閉経したらもう子宮頸がん検診を受けなくてもいいかというと、検診を受けることでそれ以外の不調やがんの兆候を見つけられることもありますので、定期的に受けることをおすすめいたします。
がんになる前段階の状態で見つけられれば、早期の治療によって体への負担も軽く済みますし、完治の見込みも高くなります。
20歳を過ぎたら年に一度は子宮頸がん検診を受けるようにし、もしもがんが見つかった場合には重篤化しないうちに早期治療を心掛けるようにしましょう。