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子宮がん検診について
2019年09月21日
■検診の種類
子宮にできるがんには子宮の入り口付近にできる「子宮頸がん」と、子宮内膜にできる「子宮体がん」の大きく分けて2種類があります。
子宮頸がん検診と子宮体がん検診はその字の通り、それぞれ「子宮頸がん」と「子宮体がん」の検診になりますが、子宮がん検診とだけ書かれているものはなんの検診かと悩まれる方がいらっしゃいます。子宮がん検診とだけ書か れている場合は一般的に子宮頚がんの検診になります。
子宮頸がんは20歳以降から徐々に増え、一生涯リスクと付き合っていかなければいけないので、20歳を過ぎてからは子宮頸がん検診を定期的に受けるようにしてください。
日本ではまだまだ子宮頸がん検診率が低く、特に20~40歳の子宮頸がんの罹患率も死亡率も増加を続けていますが、子宮頸がんは早期発見、早期治療を行うことで完治が見込める病気です。定期的に検診を受けることで、死亡率は80%減らせるというデータもあります。
子宮頸がんの検診が大切であることは上記の理由からですが、では子宮体がんの検診は受けなくてもいいのかというとそんなことはありません。
妊娠や分娩の経験がない方や月経不順を経験したことのある方、肥満や高血圧、糖尿病がある方は子宮体がんにかかるリスクが高くなり、死亡率に関しても近年増加しています。
子宮体がんは40歳後半くらいから増えてくるがんですので、閉経後に不正出血がある方の場合、子宮体がんのリスクが非常に高いので、必ず検査を受けるようにしてください。