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無月経について
2018年06月23日
■無月経って?
無月経には「原発性無月経」「続発性無月経」の2種類があります。「原発性無月経」は18歳を過ぎても初経がこない場合をいい、「続発性無月経」はそれまで月経があったにも関わらず3か月以上月経が来ない場合をいいます。
原発性無月経はまれですが、月経が急に止まってしまう続発性無月経は様々な要因によって起こります。
もちろん健康な女性であっても妊娠中や授乳中には月経が止まることがあります。ですが、妊娠中や授乳中ではないのに、月経が3か月以上こない場合のことを続発性無月経といいます。
続発性無月経になる原因には心理的なストレスや過度のダイエット、過労などによる脳の視床下部の機能低下など様々で、ほかの病気が原因の場合もあります。
■治療
続発性無月経は、主に女性ホルモンに含まれている2つのホルモンの分泌が正常に行われておらず、それぞれ不足しているホルモンを補うことで改善していきます。ホルモン投与による治療を行うと同時に、原因となる病気がないかのチェックを行います。もし原因となる病気が見つかれば、その治療を優先して行います。
■予防
無月経にならないためには、日ごろからバランスの取れた食事をとることや、質の良い睡眠をきちんととること、血行をよくするストレッチやマッサージを行うことも大切です。無月経の原因の一つでもあるストレスを軽くするためには、アロマテラピーなども効果的ですので、アロマの香りを楽しみながら、血行をよくするストレッチやマッサージを行うのもおすすめです。
無月経は、治療せずに放置する期間が長ければ長いほど、卵巣が正常な状態に戻りにくくなり、治療にかかる時間も長くなります。
月経が止まって3か月以上こない場合は、気がついた時点でクリニックを受診するようにしてください。