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膣前庭乳頭症について

2018年04月14日

今回は膣前庭乳頭症についてお伝えします。ともこレディースクリニック

■膣前庭乳頭症(ちつぜんていにゅうとうしょう)って?
あまり聞きなじみのない名前だと思いますが、「膣前庭」とは小陰唇の内側部分のことで、「膣前庭乳頭症」とは、その小陰唇の内側に小さな突起物ができる症状のことです。
膣前庭乳頭症は生理的現象であり、病気ではありません。感染することもありませんので、治療の必要はなく、放置しておいても問題ありません。
同じように性器のまわりに突起物ができる尖圭コンジローマと間違われることが多い症状ですが、膣前庭乳頭症の症状は1mm前後のつぶつぶが膣前庭部分や尿道口付近に左右対称にできることと、性感染症ではなく、生理的現象によるものから発生することです。
この突起物の発症の原因は「生理周期」「女性ホルモン」との関係があり、突起物の発生する数や大きさは生理周期によって変わることがあり、痛みやかゆみを感じることもあります。
これに対して尖圭コンジローマは不揃いであったり、一度発生した場合、数が増えることはあっても減るということはありません。
このような違いがありますが、この二つは判断が難しいケースも多くあります。膣前庭乳頭症だと思っていたら尖圭コンジローマだったということもありますので、日が経つにつれて突起物が大きくなったり増えていくようだと感じた場合は、すぐにクリニックに相談するようにしてください。

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