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月経困難症について

2017年07月07日

今回は月経困難症についてご案内いたします。ともこレディースクリニック

月経困難症ってどんな病気?
月経の期間中に普段の生活に支障が出るような強い症状があることを、月経困難症といいます。
主な症状
下腹部の強い痛み、腰痛、頭痛、吐き気、むくみ、眠気、不眠など

月経困難症は「機能性月経困難症」と「器質性月経困難症」の大きくわけて二つに分類されています。

■機能性月経困難症
体質などによって症状が起こるものは機能性月経困難症です。機能性月経困難症は、体には特に異常がないのに症状が出ます。月経困難症の内、多くの方がこちらの機能性月経困難症のタイプです。
月経痛は子宮を収縮させる働きのある生理活性物質であるプロスタグランジンの生産過剰が、主な原因のひとつで、若いときには子宮や卵巣の未成熟、子宮頚管が細長く狭いといったことも月経痛の原因となります。
ほかにも冷え症で血行が悪いことや、ストレスといった精神的なことも症状を重くする要因です。

下腹部の強い痛み■器質性月経困難症
子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が原因となって症状が起こるものを器質性月経困難症といいます。月経痛の痛みが急に強くなる、だんだん痛みが増す、鎮痛薬を3~4日も飲まないと我慢できないほど強い痛みがあるといった場合には、器質性であることが疑われます。

改善するためには
月経困難症の痛みをやわらげるには鎮痛薬を用いるのが有用です。「毎回鎮痛薬を服用すると、薬が効かなくなるのでは?」と心配な方もいると思いますが、月経痛の間に用いるくらいの量や回数なら問題ありません。
大事なのは痛みがひどくならない内に鎮痛薬を飲み、痛みを緩和させることです。
ほかにも生活習慣の乱れはホルモンバランスも乱れることに繋がるので、規則正しい生活を心がけることや、入浴やストレッチを行うなど全身の血行をよくすることは症状を抑えるのに効果があるので心がけるようにしましょう。
器質性月経困難症の場合は、原因となっている病気を治療することがいちばん重要なので、クリニックに相談するようにしてください。

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