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バルトリン腺炎・バルトリン腺膿瘍について

dr小陰唇の内側下方、腟の入り口にあるバルトリン腺は、性的興奮時に分泌液を出し、性交を容易にします。このバルトリン腺の開口部がふさがり、分泌物がたまって腫れている状態をバルトリン腺嚢胞、感染をおこした状態をバルトリン腺炎といい、さらに感染が悪化して膿がたまった状態をバルトリン腺膿瘍といいます。

バルトリン腺は、性交時に潤滑油のはたらきをする粘液を分泌する器官で性行為を滑らかにするための液を分泌しています。その分泌液を排出する開口部は腟の入り口の左右にあります。この開口部に細菌が感染し、化膿して赤く腫れた状態をバルトリン腺炎といいます。原因菌の多くは大腸菌やブドウ球菌、連鎖球菌などの一般化膿菌ですが、淋菌によっても起こります。

バルトリン腺炎が起こると、開口部も詰まって、分泌液がスムーズに排出できなくなります。その結果、腺内に粘液がたまった嚢胞がつくられる場合があり、これをバルトリン腺嚢腫といい、放置すると徐々に大きくなり小指の先ぐらいから鶏卵大のしこりへと大きくます。canstockphoto13472476

嚢胞内で細菌が繁殖すると内部の液は膿となり、皮膚も真っ赤に腫れ上がりバルトリン腺膿瘍と進行します。そのままにするといずれ嚢胞が破れ、排膿が促されて一時的に治癒した状態になりますが、一般的には再発をくり返すケースが多く、早期にきちんと治療しておくことが大切です。

症状
バルトリン腺嚢胞の状態では、通常痛みはともないませんが、感染して膿瘍を形成すると、局所に痛みを感じるほか、赤く腫れて熱感を自覚するようになります。バルトリン腺膿瘍は大きくなると、鶏卵大ちかくまで腫れあがることもあります。

小陰唇の外側や、ときには大陰唇までが赤く腫れて熱をもち、うずくような痛みや焼灼感があります。
炎症が進むと、腫れや痛み、焼灼感が強まり、バルトリン腺内に膿がたまることがあります。さらに進むとバルトリン腺膿瘍となり、大陰唇が腫れ上がってコブになります。ウズラの卵大から、ときにはテニスボール大にまでふくれ上がり、性交時に支障をきたすのはもちろん、歩くのさえ困難になることもあります。

治療
軽症の場合は、原因菌に効果のある抗生物質の服用だけで、症状はおさまります。膿がたまり痛みが激しい場合は、切開または穿刺して、膿を取り除く処置が必要です。

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