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基礎体温について

2017年05月15日

今回は女性の基礎体温についてご案内いたします。ともこレディースクリニック

基礎体温とは?
基礎体温とは、人間が必要最低限のエネルギーしか使っていない状態、つまり体の動きが一番安静している時の体温のことをいいます。
この場合眠っているときの体温が最も基礎体温と呼べるのですが、自分で眠っているときの体温測定は難しいので、朝、目覚めてすぐの安静状態のまま測った体温を基礎体温と呼んでいます。

寝起き基礎体温でわかること 
毎日欠かさず基礎体温を測り、それを線でつないでグラフにすると一定の周期で体温が上がったり、下がったりといった変化をしていることがわかります。
女性の体は月経が始まると体温が下がり、月経が終わると体温が上昇していくようになっています。月経が始まってから約2週間は低温期が続き、低温期の最終日に陥落期と呼ばれるさらに体温が下がる状態になってから、再び体温が上昇していく高温期が約2週間続くようになっています。次の月経が始まるる可能性が高いといわれますが、それは100%ではなく、前後1~2日に排卵していることもあります。また体温が一番下がるといわれている陥落期が起きないことも実は少なくないのです。基礎体温
こうした体温の変化は、排卵後にプロゲステロン(黄体ホルモン)が脳の温熱中枢を刺激するために起こるので、体温が低温期と高温期を規則正しく繰り返しているということは卵巣で排卵があり、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロンがきちんと分泌されている証拠になります。
基礎体温を測ることで月経の開始時期や排卵日を予測できるので、妊娠したかどうかわかったり、排卵やホルモン分泌に異常があれば、基礎体温がいつもと違う周期や温度を示すことになるので、体の早期の異常発見に繋がることもあります。

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