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萎縮性膣炎について

2018年02月03日

今回は萎縮性膣炎についてお伝えします。ともこレディースクリニック

■萎縮性膣炎って?
萎縮性膣炎とは、主に閉経後の女性ホルモンのエストロゲンの低下が原因で、膣壁が薄くなる、乾燥・萎縮する、柔軟性が低下する、雑菌が繁殖するといった状態により起こる膣内の炎症のことです。
膣内には通常、病原細菌が増殖するのを防ぐための常在菌が存在しています。ですが、膣の自浄作用が弱くなると病原細菌が繁殖しやすくなり、傷と病原細菌による膣内の炎症が悪化してしまいます。
萎縮性膣炎の自覚症状には膣の乾燥や性交時の痛みや出血、かゆみ、異常なおりもの(異臭がする・色が黄色がかっている)が出る、排尿時に痛みを伴うなどがあります。

膣の乾燥また、閉経前の若い女性であっても、以下のような場合、萎縮性膣炎を発症する場合があります。

●月経不順
●喫煙
●女性ホルモンを抑制する薬剤の使用 
●産後の長期の授乳
●卵巣摘出術後
●ガン治療後

萎縮性膣炎は様々な感染症のリスクを高めるほかにも、妊娠にも影響を与えることがありますので、若い女性であっても上記に当てはまる方は注意が必要です。

■治療
萎縮性膣炎の症状である膣の乾燥や性交時の痛み、かゆみ、おりものの異常がある場合はクリニックを受診するようにしてください。
診察や検査を行い、萎縮性膣炎である場合はホルモン補充療法(HRT)や女性ホルモン(エストロゲン)の投与を行います。

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