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子宮内膜症について

2017年10月14日

今回は子宮の病気である子宮内膜症についてお伝えします。ともこレディースクリニック

■子宮内膜症って?
子宮の内側には内膜と呼ばれる組織がおおっていますが、その内膜によく似た組織が子宮内膜以外の場所にできることを子宮内膜症といいます。
この内膜に似た組織は子宮内膜以外のところで発生し た場合であっても、ホルモンの影響により月経が起こると子宮内の内膜と同じように増殖して、剥がれ落ちて出血を起こします。
子宮内ではがれた組織や血液は月経として膣から排出されますが、それ以外の場所でははがれた場合であっても血液は体外に流れ出ることができません。その結果炎症や癒着を起こしてしまうのです。
子宮内膜症の症状子宮内膜症には強い月経痛がある、月経のたびに痛みが増していくなどの特徴がありますが、病巣が発生する場所や大きさ、癒着の状態などによって痛みには違いがあり、感じ方も人によって様々です。また月経痛を伴うことが多いですが、まったく痛みがなく自覚症状がないまま症状が進行してしまう人もいます。
子宮内膜症が起こる原因は今現在はっきりしておらず、月経のある女性はだれでも子宮内膜症になる可能性があるといえます。
また月経の回数が多いほど子宮内膜症の発症率は高くなります。近年初経の年齢が下がって妊娠や出産の回数が減り、月経の止まる期間が短い女性が増えていることから、患者数は年々増え続けています。

■子宮内膜症の特徴
・月経時に吐き気や頭痛を伴うことがある
・月経痛が年々ひどくなる
・経穴量が多く、期間も長くなる
・市販の鎮痛薬を飲んでも強い痛みを感じる月経痛がある
・月経時以外にも下腹部に痛みがある
・排便時に肛門より少し奥まった部分が痛む
・月経前後にお腹が張るような感覚がある

症状や痛みの特徴を知っていることは子宮内膜症の早期発見に役立ちます。これらの症状や痛みが見られる場合はクリニックに相談してください。

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