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アフターピル(モーニングアフターピル)について2

2017年06月10日

ともこレディースクリニック前回に引き続きアフターピル(モーニングアフターピル)について、おさらいしていきましょう。

ヤッペ法とLNG法の違い
アフターピル(モーニングアフターピル)には2種類あることは前回お伝えしました。
ヤッペ法とLNG法の具体的な違いについてご説明します。

■ヤッペ法
避妊に失敗した性交の後72時間以内に2錠と吐き気止め1錠、さらにそれから12時間後に再び2錠と吐き気止め1錠、と12時間おきに2回服用する方法で、避妊の成功率は85%と言われています。
ヤッペ法はLNG法よりも費用が安いことが多いですが、副作用があらわれる確率が高く、気分が悪くなる、強い吐き気を催すなどの傾向があるので、当クリニックでは吐き気止めを一緒に処方しています。

■LNG法
2011年に正式に認可された新アフターピルと呼ばれる緊急避妊方法のことです。
ノルレボ(レボノルゲストレル単剤)と呼ばれるホルモン剤を性交後72時間以内に1~2錠服用します。
避妊の成功率は95%と言われており、ヤッペ法よりも高い確率で避妊することができます。
費用はヤッペ法より高いですが、気分が悪くなる、強い吐き気を催すなどの副作用が少ないといったメリットがあります。

アフターピルの効果当クリニックではヤッペ法は10,500円、LNG法は13,000~16,000円で処方しております。

アフターピルを飲めば避妊しなくてもいい?
アフターピルは高い避妊効果をもたらしますが、だからと言って「避妊しなくてもアフターピルを飲めばいいんだ」といった考えは危険です。
当クリニックでは98%以上の患者様がLNG法を選択されます。
しかし、100%の避妊効果ではないため、残念なことに年間数名の患者様が人工中絶手術を受けることになってしまうのが現状です。
性交渉に失敗したと感じた時は、一刻も早いアフターピルの服用をおすすめします。避妊効果を上げるためにも、すぐに来院して下さいね。
またアフターピルが成功した後は、低用量ピルでしっかり避妊をし、安心して計画的に過ごせるようにしましょう。

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