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排尿の異常について その2

2017年03月17日

前回に引き続き排尿の異常についてご案内いたします。ともこレディースクリニック

排尿時の痛み
排尿をした際に痛みを伴う場合は、体に何らかの不調が起きていることが多くありますので、早めにクリニックを受診するようにしましょう。
この際に痛みを感じる原因としては以下のようなものがあります。
女性にもっとも多くみられるのは、細菌感染などによる膀胱炎です。これまでにもお伝えしてきましたが女性の尿道は短く、膣や肛門の近くにあります。細菌が尿道から侵入しやすくなっているので、とくに体調が悪く、体の免疫力が落ちている時などは注意が必要です。
排尿時の痛み膀胱炎になると頻尿、排尿痛、残尿感、血尿、尿の濁りをともなうことがあることは前回お伝えしましたが、もし膀胱炎を発症した場合は、充分な水分補給を心がけ、安静にしていることが大切です。膀胱炎は抗生物質や利尿剤などの服用で症状はすぐに改善しますが、慢性化しやすいので膀胱炎だと診断された場合は完全に治すようにしましょう。
慢性の膀胱炎には、微熱や食欲不振、腰痛など、風邪と似たような症状が見られますが、風邪だと思って膀胱炎の治療が遅れると、悪寒、高熱、背中や腰の痛みを伴う腎盂腎炎を引き起こすことがありますので注意しましょう。
この他にも尿道結石や膀胱結石でも排尿痛が起こった場合、激痛、血尿をともなうことがあります。また、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍の場合も同 様に排尿痛をともなうことがあります。

女性の尿もれについてせきやくしゃみ
人が尿意を覚えてもトイレに行くまで我慢できるのは、脳の中にある排尿中枢という神経が、尿を出すように尿道の括約筋に指令を出さないと尿が出てこないようになっているからです。ですが自分の意思とは関係なく、尿が出てしまうことがあります。それが尿もれです。
出産や肥満などで骨盤底筋が伸びたり、老化によって尿道括約筋が緩んだりすることが主な原因です。尿漏れは腹圧性のものが多く、せきやくしゃみ、腹部に力を入れるなどをした際に起こりやすいです。
このような尿もれの悩みを抱える女性が増えていますが、これらは筋肉を排尿の際に使われる筋肉を鍛えることにより症状がよくなりますので、クリニックに相談してみましょう。

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