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膀胱炎について

2017年03月04日

以前ご案内した膀胱炎についてですが、最近ともこレディースクリニックは仕事をもつ若い 女性に増えており、悩まれている方が多いです。
今回は膀胱炎についておさらいしたいと思います。

女性に増えている膀胱炎
働く女性が一般的になり、職場での冷房による長時間の冷えや、業種などによってはご自身の行きたいタイミングでトイレ に行けず、トイレを我慢する人が増えています。
たとえば接客業や、サービス業などの持ち場を離れることが難しい職種です。こうした仕事では、尿意を感じてもすぐにトイレに行けないことが少なくありません。
尿意を我慢しなければいけない仕事トイレを我慢することは膀胱炎のリスクを高めることにつながります。 膀胱炎は膀胱に細菌が感染、炎症を
起こした状態のことで、女性の尿道口は膣や肛門の近くにあり、しかも尿道が短いため、男性に比べると細菌に感染しやすいので注意が必要で す。

膀胱炎は原因によって、次の三種類に分けられます。

●急性膀胱炎
大腸菌、ブドウ球菌、連鎖球菌などが原因で炎症を起こすもの
●慢性膀胱炎
腎臓、尿管などの感染症が原因で起こる急性膀胱炎が慢性化するものと、結石が原因で最初から慢性膀胱炎をおこすものがある。
●結核性膀胱炎
腎臓結核が原因

一般的に膀胱炎といえば急性膀胱炎のことを指します。 膀胱炎の多くは尿道から侵入した細菌、特に大
腸菌の感染が原因で起こり、また女性は男性よりも細菌が侵入しやすいという特徴から、とく に女性に起こりやすい病気です。 長時間トイレを我慢したり、性行為や過労などによる抵抗力の低下、ストレスなどが原因で す。 膀胱炎になると排尿時の痛み、とくに排尿終了時の強い痛み、残尿感、下腹部痛、突然の頻尿、尿失禁、尿の混濁、血尿などを伴います。 排尿時の痛み

治療の方法
治療は抗菌薬を3日〜1週間程度内服します。抗菌薬は膀胱炎の原因菌によって処方され る種類は変わり、原因菌である菌に効果的な抗菌薬が処方されます。

急性膀胱炎になった場合は水分を十分摂取し、尿の量を増やすようにして、過労やストレスにならないように注意しましょう。  症状が長く続く時や繰り返す時、血尿が続く時、発熱を伴う時などには、他の疾患の可能性 があるのでクリニックに相談するようにしてください。

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