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下腹部の痛み

2015年03月27日

☆下腹部の痛みdr

※婦人科系の下腹部痛
骨盤内には、腸、膀胱、尿管といった内臓器と、子宮、卵巣、卵管などの女性器があります。そのため一概に「下腹部が痛い」といっても、原因はさまざまです。
婦人科系の病気や症状に絞っていうなら、毎月決まって、月経と月経の間に下腹部がシクシク痛むなら排卵にともなう腹痛が考えられます。月経中の下腹部痛といえば月経痛ですが、症状が進行性で月経の量も増えてくる場合は、子宮筋腫や子宮内膜症の疑いがあります。子宮内膜症が進行すると性交時や排便時にも下腹部痛が見られます。突然、月経痛が強くなるような場合には性器クラミジア感染症などに感染していることもあります。
また、月経が始まる前に下腹部痛が見られることがあります。月経前の10~14日痛みが続く、月経開始とともに消失する、月経が始まると月経痛に移行するものなど、さまざまなタイプがあるようです。11042309
発熱をともない急激に悪化する痛みは、子宮付属器炎や骨盤腹膜炎が疑われます。また、左右どちらかの下腹部が突然激しく痛む場合は卵巣嚢腫の茎捻転、月経が遅れていて激痛があるときは流産や子宮外妊娠の疑いがあり、どちらも緊急を要します。

※婦人科の病気以外の下腹部痛
下痢や嘔吐をともなう急性の下腹部痛は腸炎が疑われます。下痢や嘔吐がないのに下腹部が痛むときは、便秘のこともあります。やたらとトイレが近くなり、排尿時に「シクン」とした痛みや残尿感がある場合は、膀胱炎が疑われます。
腰から下腹部にかけての強い痛みと血尿があるときは、尿路結石の可能性があります。右の下腹部が痛む場合は虫垂炎が疑われます。
いずれも内科の検査が必要ですから、こうした症状があったら内科にかかりましょう。

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