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おりものの様子がおかしい

2015年03月16日

おりものの様子がおかしいdr

☆おりものは健康のバロメーター
おりものとは、子宮や腟から出る粘液状の分泌液で、別名「帯下(こしけ)」とも呼びます。おりものは、女性ホルモンと密接な関係があり、周期的にその性状や量が変化します。月経が終わってまもなく、半透明の粘り気の少ないおりものが出はじめ、しだいに量が増えてきます。排卵が近くなると、透明でサラッとしたおりものになり、さらに量が増えてきます。排卵日の直前になると透明で、糸を引くような性状になります。これは女性ホルモンの増加にともない子宮頚部から分泌される粘液(頚菅粘液)が増えるためです。排卵後は、白色~黄白色の粘調性のおりものに変化し、量も少なくなります。
また、性的興奮を受けたときや、妊娠したときも、おりものの量が増えます。
世代別におりものの量を見てみると、初潮とともにおりものの量が増えますが、女性ホルモンの分泌が不安定なため、増えたり減ったりすることがあります。20~30代になると女性ホルモンの分泌がピークを迎え、おりものの量は多くなり、更年期から閉経後にかけ、女性ホルモンの減少にともない、徐々におりものの量も減少していきます。

☆おりものの様子で病気の有無がわかるshutterstock_216831079
健康なときのおりものは、おおよそ乳白色で、下着について乾燥すると、白っぽくなったり、やや黄色みがかったりし、すっぱいにおいがすることもあります。でもそれは空気に触れて酸化したためで、病気ではありません。
異常なおりものとは、たとえば異常に量が多い、悪臭がする、黄緑色や茶褐色、血液が混じる、膿のよう、かたくてポソポソしている、などです。このような場合、外陰部や腟のかゆみといった別の症状をともなうこともあり、なんらかの病気が考えられます。とくに、性感染症に感染した場合は、おりものに異常が現れることが多く、早期発見、治療の糸口になります。

☆日頃から清潔を心がけてください
性感染症やがんでなくても、抵抗力が落ちたり、ホルモンのバランスがくずれたりすると腟内の自浄作用が弱まり、大腸菌などによる腟炎が起こることもあります。
いずれにしても、気になるときは婦人科を受診してください。
また排卵日の前など、おりものの量が増えて、かぶれを起こすことがあります。おりものの量が気になるときは、下半身を締めつける衣類はやめて、通気性のいい下着を身に着け、おりものシートを利用して、まめに取り替えるとよいでしょう。

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